ひとりごと

98年3月15日のひとりごと
 昨日14日に私が勤める専門学校で卒業式がありました。専門学校に勤めるようになってから4回目の卒業式でした。私は、2年生の担任をずっとしてきていますのですが、やはり別れは辛いものです。
 卒業式が終了してからパーティにいきましたが、改めて一人ひとりが一生懸命に自分自身に向かい合いながら2年間を過ごしてきたのかを認識しました。
 このように精一杯生きているみんなと同じ時間を過ごし、ふれ合うことができたことを嬉しく思い、また感謝したいです。

98年1月7日のひとりごと
 先日、専門学校の元同僚と話す機会がありました。そのときに、現在私が担当しているカウンセリング入門の講義の話題になりました。
 1クラス約40人のクラスです。4年前には1クラスをふたつに分け1グループ20人でやったこともありますが、今はいろいろな事情があり、それも無理です。
 40人を対象にして出来ることもあります。しかし、この時期になるとロールプレイを体験してもらう時期になってきます。そうすると、私の力不足もあるでしょうが、40人では思うようには出来ません。実際に、実感として思うのですが、カウンセリングやケースワークのような対人援助技術は、極端に言うと、それこそマンツーマンでないと体験学習の効果が出てきません。いわば、お師匠さんについて指導してもらうに近い感じになります。少なくとも5〜10人ぐらいのグループですることが理想です。しかし、上記にように現実は厳しいものです。
 でも、考えてみると、保育科のピアノ・レッスンは練習のための個室があり、個人レッスンが当たり前です。ピアノ・レッスンを40人のグループですることはありません。さらに、2年間でピアノがそれなりにけるようにはなりません。これも当たり前のように思われています。
 本日付けの新聞記事で、英会話がそれなりに出来るようになるには、150〜200時間は必要だと書かれています。もちろん、これも当たり前ですが、40人のクラスではありません。3〜5人程度のクラスです。
 このように考えると、カウンセリングなどの援助技術は全くと言っていいほど理解されていないようです。そんなに簡単に身につけることは出来ないのに、そのこと自体が知られていないのです。何とかならないものでしょうか。

12月18日のひとりごと
 現在、専門学校で2年生のクラス担任をしています。毎年この時期になると思うのですが、専門学校の2年生は結構大変です。それは、この時期に人生の中でも大きなストレスを伴うような出来事が重なるからです。
 ひとつめの出来事は、二十歳になることです。法律的にも大人の仲間に入ります。人にもよるでしょうが、成人したことを親から言われたりします。そのことで、責任感を感じてしまうようです。
 ふたつめは、就職をすることです。これまでの学生という状況から、社会人として責任を否応なしに感じてしまいます。さらに、卒業論文を書くことが加わります。文章を書くことで、自分と向かい合わなくてはなりません。
  大学生なら、全部は一度にやってきません。時間差があるだけで、ずいぶんその負担は軽減されます。それなのに、学生はよく頑張ります。感心します。

11月5日のひとりごと
 11月3日・4日と私の勤める専門学校で学院祭が行われました。例年のことですが、卒業生がたくさん来ています。中には、赤ちゃんを連れてきている卒業生もいます。就職先での苦労などもこの機会にと話しに花が咲きます。卒業しても、むしろ卒業したからこそ社会福祉実践に関わるものとして普通に会話ができるようになるのかもしれません。
 私は、学友会担当としてばたばたとしていて、ゆっくり卒業生と話すことができませんでした。でも、立ち話の中にも喜びがありました。

10月18日のひとりごと
 10月16日付けの新聞に司法修生の期間を1年6ヶ月にすることが決まったという記事が出ていました。
 2年の研修期間が1年6ヶ月になり、充分な研修にならないのではと言う議論もあります。そう言えば、医師には、研修医の期間があります。確か、2年だったと記憶しています。看護婦の実習も丸一年に渡り現場での実習があります。
 それに比べ社会福祉の実習は、介護福祉士で介護実習450時間、実習指導60時間、計510時間です。日数に換算すると、63.75日です。また、社会 福祉現場実習は、270時間です。日数に換算すると、33.75日です。専門職としての種類は違うでしょうが、余りにも差がありすぎると感じるのは、私だけでしょうか。
 短い研修(実習)でできるほど簡単な仕事ではないと思うのですが。

9月25日のひとりごと
 長期間にわたって行ってきた実習先訪問が一応、今日をもって終了した。偶然ではあるが、最終日となった今日の特別養護老人ホームでは、私が専門学校の講師として初めて担任をした卒業生と会うことができた。そこでは、やっぱりというか実践をしていくうえでの困難が話題として出てきた。
 同じような仕事をしながらも、横のつながりがなくて困っている姿がそこにはあった。みんながインターネットをしているといいのにとつい考えてしまうのでした。なぜなら、遠くにいても、変則勤務で会えなくても情報交換ができ、孤独ではなくなるからです。

8月20日のひとりごと
 お盆の休みの週だったが、いくつかの実習先を訪問しました。福祉事務所も、特別養護老人ホームをはじめとした福祉施設は、一年中、休みがないに等しい。
 他の仕事もそうだが、一生懸命頑張っている割には、福祉の仕事は成果が見えにくい。それだけに、利用者や家族から、「ありがとうございます。」などと言っていただくと、また頑張ろうという気になる。でも、毎日の仕事の中では、あまり、「よくやったね。頑張っているね。」とは言わない。自分も、相手に言うことは少ない。実習生には、笑顔で、「頑張ってるね。」とは言うようにしているが、心の中では自分に対しても投げかけている。
 福祉の現場だからこそ、もっとお互いに、さりげなく、「頑張ってるね。」と口に出して伝えたいと思う。

8月4日のひとりごと
 猛暑の中だが、連日学生が行っている実習先を訪問している。学校だから夏休みがあっていいですねと言われることもある。しかし、そうは簡単にはいかない。講義は休みでも、学生は一生懸命慣れない施設や機関で実習に取 り組んでいる。頑張っている学生に会いに行き、実習の状況を見ておきたい。また、忙しい中にも関わらず受け入れていただいている施設の方にお礼も言いたい。表にはあまり見えないが、結構私は頑張っている。(誰も、ほめてくれないから自分で自分をほめておこうっと。)

7月26日のひとりごと
 私の勤める専門学校では、学校の説明会の時に学校紹介のビデオを上映する。このビデオを見るたびに、私はやるせない気持ちになる。それは、社会福祉科や相談援助を映像として表現できていないからだ。
 保育科の紹介は、子どもと一緒に遊んでいるところが映されている。一緒に歌ったり、体を動かして遊戯をしたりと映像としてわかりやすい。また、介護福祉科の紹介は、老人の食事介護の場面が映されている。もちろん、これが全てではないが、何となくでもその働きがわかる。
 しかし、社会福祉科の紹介は、車椅子バスケットの場面と手話での歌の場面である。これも社会福祉科を表しているのだが、先に言った相談援助を表してはいないのだ。面接をしているところを映すと、二人が向かい合っているだけのお粗末な映像になってしまうのだ。

6月28日のひとりごと
 ホームページを開設してようやく3ヶ月。6月28日には、待望のカウンターも設置した。レイアウトもどうしたら見やすいだろうかと苦心している。でも、中身がなかなか充実しないねえ。

6月19日のひとりごと
 連日仕事に追われて、ひとりごとも出てこない。これも、ひとりごとか。

5月30日のひとりごと
 特別養護老人ホームへ就職した卒業生との会話の中に、夜勤の時の話がでてきた。やはり、夜勤は気持ちが張り、気が休まることがないという。そして、「ナースコールがよく鳴るの」という。
 ちょっと待ってくれい。老人ホームは病院ではない。どうして、ナースコールなのか。何か変だ。そこで、その卒業生に、ナースコールに代わる呼び方を考えてほしいと言った。
 私の提案は、「ちょっときてコール」、「お助けコール」、「淋しいのコール」など。本当に、いい呼び方はないのでしょうか?

5月25日のひとりごと
 先日、このホームページ開設のきっかけにもなった専門学校の卒業生と会う機会があった。卒業後もゼミナールを開催してほしいとの要望があったからだ。自分の経験からもそうだが、いったん社会福祉の現場に入るとなかなか勉強をするという余裕がなくなる。彼女たちは、卒業して一年。職場では二年目であり、まだまだ新人だ。
 一年を現場で過ごし、そこでの季節を過ごし、職場の雰囲気や見えないしきたりを経験してきたようだ。同じ社会福祉の現場といっても、共通点もあるがそれよりも違いのほうが多いのではないだろうか。まるでお嫁さんがその家の家風に慣れ親しんでいくようにである。
 でも、これでいいのだろうか? 社会福祉の勉強をしてきたという個性はどこで生かせるのだろうか。施設という家に嫁いだ彼女たちがその社会福祉という個性をつぶすことなく生きていけるだろうかと思うのでした。
   

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