ソーシャルワークを学ぶ会
2004年
の内容


2004/12/08
 今年としては,実質最後の学ぶ会でした。参加者は,7名でした。数名は,風邪をひいておられるようで,欠席されました。
 内容は,これまでの続きで,本としては残り数ページを残すのみになりました。

 ナラティブセラピーに関しては,従来の認識の枠組みを大きく変えることが求められ,簡単なようで,非常に難しいと思うことが多いです。本の中でよく引用されているバーガーとルックマンの『日常生活の構成』は,私自身大学院の時代に読んだ本でもあります。社会的構成主義を理解するためにも,再度読むことにしたいと思います。

 さて,次週は勉強会をお休みして,忘年会です。新しく一緒に学ぶこととなった人も多く,いろんなことを語りたいものです。

2004/10/26
 久しぶりの内容報告です。10月26日の参加者は,12名と久々の参加者2桁です。
 内容は,日本で行われているナラティブ・セラピーの5種類を紹介している部分の最後でした。コラボレーティブモデルの発展系としての織物療法です。これは,著者の高橋さんが行っているもののようで,この次の章により詳しい内容があるのですが,概要が紹介されているところが範囲でした。
 参加者のなかに,ずっとナラティブ・セラピーが分からなかったのだが,私が話す説明を聞いて,そういうことなのかという理解ができた方がおられました。一人で本を読んでいると分かりにくいことでも,一緒に読み,説明を聞いたり,他の人の発言を聞くことでさまざまな見方ができるようです。
 それにしても,社会的構成主義というのは難しいというのが一致した感想ですが,少しずつ理解が深まっている感じもあります。最後まで読む頃には……,と期待もふくらみます。

2004/09/21
 8/31の参加者は8名。9/7の参加者は9名。9/21の参加者は9名でした。なお,9/14は台風のためにお休みしました。
 9/7は,新しい参加者が1名,復活した参加者が1名など,多様な方の参加がありました。
 現在読んでいる「ナラティブ・セラピー」に関する本は,非常に抽象度が高い部分と,事例を通して説明されており分かりやすい部分とがあります。今回は抽象度の高い部分であったために,皆さん理解するのが難しい様子でした。できるだけ,具体的なことを例に説明をしていくようには心がけるのですが,うまく説明できないこともあります。特に,認識論のあたりに関しては,非常に分かりにくいですね。
 次回は,事例の部分なので,非常に楽しみです。

2004/08/24
 今日の参加者は,8名でした。前回から,新しい参加者が2名ありました。
 今日の内容は,第2章の社会的構成主義に関するものでした。社会的構成主義が一番影響を与えた家族療法の歴史を踏まえ,社会的構成主義とはどのようなことなのかについての内容でした。
 前回が,事例だったこともあり分かりやすかったのに比べ,今回は理論的なことに関する歴史や社会的構成主義に関する説明であり,非常に難しかった印象があります。第3章は,再度事例なので,それまでの間難しい内容ですが,我慢して読みたいと思います。

2004/08/17
 今日の参加者は,9名でした。
 いつも参加される方が5名程度お休みだったのに対し,新しく参加された方が2名おられました。
 内容は,すでに紹介しているナラティヴ・セラピーに関する本です。今日は,「始めに」の事例だったこともあり,結構理解しやすかったようです。ナラティブセラピーに入る前に一般的なカウンセリングの技法が使えないと,話しをする人のテクスト(語られている言葉)とディスコース(語られている意味)を理解するところにいけないということも分かります。そして,それだけでなく相手の文法(相手の話している意味付けや話すことの根拠,必然性)などを理解することができません。そんなことを考えさせられる内容でした。
 個人的には,文化人類学で言うコンテキスト(文脈)や語られていることの意味について,一般意味論との関係で関心があるので,非常に興味深い内容だと思っています。
 次回は,2章の「何を,どう語ったのか? 社会構成主義について」をします。次回も楽しみです。

2004/06/29
 今日の参加者は9名でした。
 内容は,「第8章 逆転移の意識化と活用」の中の,「2 逆転移を意識化する方法」,そして「3 逆転移を活用する方法」の最初でした。このあたりは非常に興味深いところです。逆転移が起こるのは避けられない。大切なのは,逆転移が起こっていることを自覚することであり,その逆転移の際の感情の動きを理解して,クライエントとの関係で間違った使い方をしないことであることを痛感します。

 なお,現在使っている本は,どうやらあと2回程度で終わりになりそうです。今日,いろいろと話しをした結果,次に使う本は,高橋規子・吉川悟 著『ナラティヴ・セラピー入門』金剛出版.2001年.2600円 に決めました。

 ナラティヴ・セラピーの入門の本ですが,ソーシャルワークでも近年ナラティヴ・セラピーに関しては関心が高まっています。最初に,導入としてなぜナラティヴ・セラピーが注目されているのかを説明したうえで,本の内容に入る予定です。

 キリが良いので,新しく参加される方がおられたら,ぜひこの機会をお見逃しなく。

2004/06/27
 次回の予定は,6/29です。
 ここのところの話題は,次に読む本についてです。実は,現在読んでいる本があと数回で終わる予定です。どんな本が良いのだろうかといろいろと考えます。
 最近参加された方は,もう一度バイスティックの『ケースワークの原則』を読みませんか? といわれます。しかし,他にも読みたい本がありますし,困ってしまう状況です。

2004/06/01
 今回の参加者は8名でした。

 今回の内容は,6章「援助関係の終結」でした。
 援助関係を終結するときに,援助者側の問題として,必要以上に関係を継続してしまったりすることなど,援助者の心の動きが大きく関係することについて書かれています。
 皆で読んでいて,バイスティックのケースワークの7つの原則のうち,そのまま読んで一番分かりにくい「統制された情緒的関与」というところがこの症を読むと,非常に良く理解できるように感じました。
 今回使っている本自体,「援助関係」と「逆転移」の活用,とあるように援助者が陥ってしまう心理的な動きがテーマとしてあります。今後は,「逆転移」そのものついての内容になります。さらに,興味をもって読んでいけそうです。

 なお,今の調子でいくと,6月中に現在の本は終わります。その後,どのような内容にするのかについて考えるのも楽しみとなります。

2004/05/25
 今日の参加者は10名でした。ここ数回の参加者から見ると,久しぶりの二桁です。

 さて,今日の内容は,5章の最後,「直面化」「表現の借用」「まとめ」でした。
 このあたりになると,すでに面接も進み,信頼関係ができている時期です。そして,その割には,援助が深まらないという状況があるようです。今回の内容は,すでに信頼関係ができていることが前提となっており,かなり難しい状況でのことです。
 参加者からも,信頼関係ができるまでのプロセスの重要性が指摘されました。また,状況を読み取るための理論的な全体の理解とセンスが求められるということが話題になりました。

2004/05/18
 2ヶ月ぶりの更新になってしまいました。
 今日の参加者は6名でした。しばらく(3ヶ月)お休みだった方の復活があり,嬉しい感じです。
 内容は,尾崎新著『ケースワークの臨床技法 −「援助関係」と「逆転移」の活用』の「第5章 援助関係の活用」の「4 伝える」でした。
 クライエントを理解するために必要な「伝える」ことにはどのようなkとがあるのかという内容です。不思議なことですが,読んでいて,援助をする者として自分の感情に気づき,それを自覚したうえでどのような対応が必要なのかということについて話しをすることが多かったように思います。

2004/03/04
 2日のソーシャルワークを学ぶ会は,参加者が10名でした。久しぶりの二桁です。
 内容は,2/3日から新しい本を使っていますが,第2章を行いました。最初は,援助の3要素である,道具,マニュアル,関係のところが分かりやすく書かれているのにしっくりこなかったのですが,事例を経て,関係の重要性について書かれているところになると,非常に分かりやすく読むことができました。
 参加者のうち,現場での体験のある人は,書かれていることが自分にも当てはまるということで,話が弾みました。

2004/02/12
 10日のソーシャルワークを学ぶ会は,参加者が7名でした。今回も新しい参加者が1名いました。2/3に書いたように,使う本を変更しましたが,変更して皆さんの意見は,好意的なものでした。
 非常に読みやすく,すーっと入ってくる感じのようです。今後が楽しみです。

2004/02/03
 今日の参加者は,6名でした。いつも参加されている人が,都合で参加されないので,とても淋しい感じです。しかし,今日は新しい参加者が1名ありました。
 なお,前回出た意見をもとに,いろいろと検討した結果,使う本を今日から変更することにしました。新しい本は,尾崎新著『ケースワークの臨床技法 −「援助関係」と「逆転移」の活用』誠信書房.1994年.2200円 です。
 F・ホリスの本の用語が非常に難しいことからすると,分かりやすいという感想を言う方が多かったように思います。
 ただし,F・ホリスの本も引き続き読みたいという意見もあり,どうしたものかと考えたりします。今後の検討課題ですね。

2004/01/27
 今日の参加者は,非常に少なく5名でした。
 内容は,F・ホリス著『ケースワーク 心理社会療法』の第8節でした。これで,1章が終わりました。
 しかし,現在行っている内容が非常に難しいという意見もあります。実際に相談業務を行っている人は,「勉強になる」「面白い」と言ってくれますが,そうでない人には難しいようです。確かに,専門用語が多く,1行を理解するだけでも大変だという声もあります。
 内容を変更するかどうか,よーく考える必要がありそうです。

   「ソーシャルワークを学ぶ会(通称:長崎塾)」へ戻る