卒業論文の書き方

 以下のインストラクションは、経営福祉演習U(4年生のゼミ)の中で、卒業論文を書くときに参考になるようにと作成したものです。参考までにご紹介します。
 また、前回アップロードできなかった部分を追加しました。(1999/08/06)
論文の書き方
1、論文はデータ(事実)と意見(自分はどう思うか)からできている
2、アイディアを出し、テーマを決める
 1) 自分の関心のあることを書き出す
   頭の中にあるものをカードに全部出す(KJ法を思い出して)
  @単語、短いメモ
  Aカード1枚に、一つの項目
 2)自分のデータに質問する
   もっと正確なデータはないのか
   なぜそうなるのか
   外国と比較したら
   将来どうなるのか
   などなど
 3)テーマをできるだけ絞る
  例:精神障害者とは
       ↓      
    精神障害者の社会復帰とは何か
       ↓  
    精神障害者の社会復帰と家族
       ↓
    精神障害者の社会復帰と家族の役割について
 4)、上記の方法で自分の関心を決める
3、事実を集める
 1)「過去5年間にそのテーマについてどれだけのことが書かれているか」を調べる
   ・図書館に行く
   ・大きな書店を見て歩く
   ・研究雑誌を見る
   ・文献目録を見る
 2)本を読んで線を引き、付箋を貼る
   ・大事
   ・気になる
   ・重要
 3)カードを作る
   3つの内容
    @要約
    A直接引用「   」をつける
    B自分の意見・疑問など
  注:出典を明らかにしておくこと
4、集めた情報を整理する(KJ法を思い出して)
 1)同じような内容はないか
 2)テーマを考えたときのアイディアと併せて考える
 3)いくつかの固まりにする
5、アウトラインを描く
 1)固まりに「表題」をつける
 2)どのような並べたら自分の言いたいことが言えるかを考える
 3)データ7割、意見3割ぐらいがちょうど良い
 4)比較を活用する
  @過去との比較
  A外国との比較
  B地域の比較など
6、実際に書いてみる
 1)文章は短く *** 一文は40〜50字までにする
 2)段落を作る *** 200字を目安に段落を作る
 3)一節一義  *** 一つの段落には一つの内容を書く
 4)トピック文は最初に *** 後は、トピック文を支える文にする
 5)文のつなぎを工夫する
論文作成の流れについて
1、テーマを決める
 3年生のゼミを通じてやってきたことをもとに、自分の関心、興味を決める
2、自分の関心、興味に関する情報を集める
 1)自分の関心、興味に関してどのような研究がこれまでに行われてきたのかを調べて一覧表にする。
  そのときの情報源
   @福祉実習の手引き巻末の文献一覧表
   A『福祉の本』出版目録
   B福祉関係の専門雑誌
    ・『月刊福祉』全社協
    ・『ソーシャルワーク研究』相川書房
    ・『社会福祉研究』鉄道弘済会
    ・『社会保障研究』
    ・『こころの科学』
    ・『臨床精神医学』
    ・『厚生』
    ・『生活と福祉』  など
2)上記の雑誌のほかに、単行本を読む。
3)体験する
4)調査をする  など
 情報についての記録を必ずとっておくこと。
 @単行本の場合 著者名、『著書名』、出版社名、発行年
 A雑誌掲載の論文の場合 著者名、「論文名」、『雑誌名』、出版社名、発行年
 B自分の体験の場合
  1)いつ
  2)どこで
  3)誰が
  4)記録者 の4つの項目が必要
3、集めた情報を整理する
  1)情報は、そのものを手に入れる(購入する)、コピーを取るなどしておくこと
  2)本・雑誌を読み、自分の関心・興味との関係で必要なところにアンダーラインを引き、付箋を貼る
  3)一冊読み終わったところで、アンダーラインを引いたところをB6版の京大式カードなどに書き出す。ノートに書き出しても良いと思うかもしれないが、情報カードの方が後で情報を使いやすい。もちろん、コンピュータを使って情報を整理しても良い。(カード型データベースなどを利用すると便利)
4、集まった情報をまとまりに分け、自分の言いたいことをうまく言えるように並べ、論文の流れを作る。
5、流れに沿って、実際に書いてみる。

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