「びんご・生と死を考える会」
活動内容 2002年度 

3月定例会・第3回ホスピス・ボランティア養成講座第6回
「佛教からみたホスピス・ボランティアのかかわり」

3月29日(土) 午後2時〜5時 福山YMCA にて
 今年度の行事の最後です。
 ホスピス・ボランティア養成講座の第6回でした。

 内容は、「佛教からみたホスピス・ボランティアのかかわり」というテーマで、講師は、広島市安芸区の浄土真宗本願寺派 随泉寺(住職)の鎌田哲成さんでした。

 ホスピスというと、キリスト教を思いますが、実は佛教でも同じような活動をしておられます。その一つが、浄土真宗本願寺派が1987年から行っている「ビハーラ活動」です。
 ビハーラ(Vihara) とは、サンスクリット語で、「精舎・僧院」という意味の他に、「心身の安らぎ・くつろぎ」「安らぐ場所」という意味もあります。
 話は、ビハーラ活動の意味から入り、講師の父がガンになられたときの経験を通じたことや、恐れに関する3つの内容などについて話されました。

 後の質問で、広島市の老人福祉施設で行っている活動について説明がありました。

 これで、今年度の行事も終わりです。
9月定例会
第3回ホスピス・ボランティア養成講座第1回 「ボランティア活動と私たちの暮らし」

9月28日(土) 午後2時〜5時 福山市すこやかセンターにて
 今年度の行事も後半に入りました.
 今年で3回目のホスピス・ボランティア養成講座の第1回目でした.

 内容は,「ボランティア活動と私たちの暮らし」というテーマでした.講師は,福山市社会福祉協議会の鳥海洋治さんでした.

 ご自身のボランティアの体験から,ボランティアは特別なことでもなく,感動があるとも限らないこと,でも自分自身には非常に大きな影響を与えてくれたということを最初にされました.
 そして,ボランティアに参加することで,相手との関係を作っていくことが大切なのだというメッセージであると受け取りました.

 ボランティアをしてもらう側とボランティアをする側との間に生まれる,「ずれ・違い」に関して注意を払うことが重要であるという話しは,とても大切だと感じました.求めていないことをしたり,求めていることをしてもらえなかったりということは,よく起こるからです.
 また,ボランティア活動をしていくときに大切なこととして,「市民感覚」が大切であるという話しもされました.活動をしていくうちに,これは変だぞとか,違うぞという感覚です.

 参加者の中には,すでにボランティア活動をしている人もおられました.
 今後は,びんご・生と死を考える会としてホスピス・ボランティアの場を作ることが課題であるということを強く感じました.
6月定例会
6月8日(土)午後2時〜5時 6月のピア活動が開催されました.
 去る6月1日(土)に「びんご・生と死を考える会」の事務局を福山YMCAに移転しました.

 詳しくは,次のURLをみて下さい.
 http://www.eurus.dti.ne.jp/~kaz-n/bingo-seitoshi-hashira.html

 移転して初めてのピア活動を行いました.ピアとはpeerのことで,仲間という意味です.つまり同じような立場の人が仲間として集まり,さまざまな活動をするということです.

 今回は移転後初めてということもあり,運営も手探り状態でした.新しく,2名の方が参加されました.それぞれ,死別体験者の方でした.初めて参加していただきましたが,うち解けていただき,いろいろな話しをしてくださいました.
 そこで感じたことは,今回初めて参加された方だけでなく,やはり自分の気持ちを話し,聞いてもらうという体験の重要なことです.それぞれの方が,初めて参加された方の話しに触発されて,自分の話をされていました.

 会としては,相談窓口を設けています.初めて参加される方は,一度この相談窓口にきていただき,個別に参加されるようになった経緯などをお聞きする方が良いのではないかと思っています.その上で,その方の意向を尊重した会への参加を決めていただくことを検討中です.
 詳しいことが決まりましたら,また,ここでお知らせします.
4月定例会 「生き抜く力」
2002年5月3日(土) 午前10時〜12時 (4月の例会がずれ込んで5月になりました)
会場:福山グランドホテル
 本日の講演は,「生き抜く力」というテーマでした。
 講師は,曹洞宗大本山総持寺 後堂・喝破道場長の野田大燈さんでした。

 内容は,ご自身の経験をもとにした人生を生き抜く力とは何か,それを身につけるための修行とは何かということでした。
 人は,生きる環境によって変わることができるということから話しは始まりました。環境が変わることによって,その人の生き方そのものが環境に合わせなくてはならなくなり,結果として生き方を変え,その人自身が変わるといわれます。人が変わるためには,変わるための方法があるとも話されました。曹洞宗の修行は,変わるための方法がきちんとできており,うまくできているようです。それは,3ヶ月ごとに変わる修行の役割であり,役割を通して他の人の役に立つということが重要であるということです。
 ただし,環境に合わせることができないたこともあります。そのようなときには,きちんとした心のケアが必要です。そのためには,カウンセリングの技術が必要であるといわれます。
 社会的に弱い立場であるから,他者の援助ばかりを受けることになるが,そうなることで他者に役立つという役割がなくなってしまいます。ですから,援助を受ける立場であるからこそ,他者に役立つこと,つまり何かを与えることをする必要があるということです。
 そうなることで,生き抜く力が生まれてくるのです。
 ガン患者であっても,ただ治療や援助を受けるだけではなく,他者に役立つことができる。そういうことを考えることができるように,「びんご・生と死を考える会」の活動を考えたいと思います。


   
  野田大燈さん          運営スタッフと一緒に
    

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