「びんご・生と死を考える会」
心あたたかな医療110番
相談の内容紹介 47

質問47
 60代後半の父のことで相談いたします。

 昨年,体重が4キロ減り (父は13年ぐらい前から糖尿病で、1ヶ月に一度診察を受け,薬をもらっています。) おかしいということで,いつも通っている医師にみてもらったところ(総合病院です) 膵臓に影があるというので、 4月にそのように言ってみたもらったのに、検査をするにもとびとびで実際に手術をしたのは7月でした。

 (のちに 本で調べたら 膵臓に影があるというのは、非常事態で ほとんどの場合悪いもので至急対処しないといけないものなのに こんなに長いあいだ 悠長に だらだら検査してる場合じゃないのに,と家族としては、憤りを感じています。)

 体を開いたところ CTでは 写らないほど小さい米粒大のガンが肝臓に転移しており、ガンをとることをあきらめ、バイパスを通し、黄疸がでるのを緩和するという手術がされました。その時,余命は半年は・・・・難しいとのことでした。

 告知について家族で色々話し合い、その時は、本人には 告知しませんでした。悪いものは、とれたと話しました。しかし、その病院は、「どうにもしようがない」といわんばかりで、退院したのちは、ただ診察するだけ・・・本当になにもしないのです。家族としては、いろいろな情報を集め このままでは、本当に後悔する・・・ただ その日をまつだけでは、いけないというので、悩みました。余命であるお正月もどうにか本人もきずかずすごすことができました。食欲もあり、ただ食べてもやせていきました。

 1月にある先生にみてもらうため、本人に告知しました。(結局 その先生には、治療してもらえませんでしたが・・・)
 そして、現在、父の状態は、骨と皮になってしまいました。体重が一番すくないときより3キロ増えました。どうやら腹水がたまっているようです。足も下部がむくんでいます。食欲がなく、点滴をしています。ただ、ひどい倦怠感はあるが ガン特有の痛みは、あまりなく、3段階にわけて2段階ぐらいの痛み止めの座薬を1日2回しており、自宅ですごしております。トイレは、自分でいったり尿瓶でとったりです。

 担当医が、話をきいてくれず、はぐらかされっぱなしだし、(よく医師は、質問したら必ず答えるとありますが、そんなことは ありません。

 もう たまりにたまってはきだすことがなかったものを いっきにはきだしてしまいました。もっともっといいたいことはあります。本当につらいことですね 家族に病人がいるというのは。

 質問です。1.腹水は、父のこのような状態で 抜いては だめでしょうか・・・ 担当医は、今しても・・・すぐたまるし、体力が落ちるので・・・という答えでした。人に聞いたのですが、腹水を 透析するようにいいものと悪いものにわけながら わるいものだけぬく ということは、できるのでしょうか・・・

 2.このまま家ですごして いいのでしょうか・・・ 家族としては、病院に入院するということは、再び生きて家には 帰れないということなので、できるだけ家でみたいのですが・・・ どのようになったら 入院しないといけない・・・・させないといけないのでしょうか。
 すべてがはじめてのことで、母も兄も私もどうしていいか 迷っています。父には 苦しい、痛い重いは、させたくないです。そうだ 今の病院は、20日間しか入院できないんですよ と平然とした顔で 医師が言っていました。私は、今かかっている病院に対して不信感でいっぱいです。今の医師に対して はっきり言ってばかやろー ひとのことだとおもって といいたい気分です。

 これは、メールだから言えることです。顔もしられず、誰ということもわからず・・・ このような形で相談にのっていただけることは、今 病人を抱えている家族にとって なによりです。本当に感謝いたします。ありがとうございます。家族も精神的にまいってしまいますね。医者不信におちいりそうです。ながながと 愚痴をしつれいしました。言葉がひどくてすいません。あたるところがないもので・・・質問の答え・・・・待っております。
回答47
 2つの質問についての回答です。

 その病院(医者)でできることと出来ないことがあると思いますが、腹水に対する治療の方法にも色々あると思います。もっとも簡単な方法は利尿剤を使って、どうしてもお腹がはって苦しければ直接お腹から抜くと云うもっとも原始的な方法です。
 他には腹水に薬を入れて腹水が溜まらないようにする方法、腹水を抜いて身体に必要な成分だけを点滴で身体に返す方法、腹水を直接静脈に流すためのチューブを身体に埋め込む方法、さらに広島大学では保険でできるリンパ球療法など、色々ありますので担当医に良く聴いてみて下さい。

 ご本人の希望を尊重してあげることが大切だと思います。最期まで自宅で過ごすこともできると思います。往診や訪問看護などで支えてもらう必要はありますが、どのようになっても自宅にいることはできます。
 医者や看護婦の役目をある程度まで家族がする覚悟があれば、何でも可能だと思います。かかりつけの医者や自宅で診てくれる医者はいないのでしょうか。

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