「びんご・生と死を考える会」
心あたたかな医療110番
相談の内容紹介 46

質問46
 50歳代の母の事で相談します。

 食事をしても、吐いてしまい物が食べれない状態で検査入院しました。昨日、家族が呼ばれ先生から話がありました。先生からの、話の症状では胃と十二指腸の間に癌ができていて食物が通らない状態である。癌の種類としては、極めて進行が早い癌とのことです。現在腹水が溜まっていてその腹水の中からもがん細胞が出ていた。ただ骨転移および他の臓器への転移は見られないようです。

 素人考えでは,胃の摘出で体から癌は取り除けると思っていたのですが,肝臓機能が低下しているし腹水の癌細胞があるので,手術での根治は期待できないと思うのです。

 肝臓機能の低下の為手術は勧めれない、これからの治療法としては抗がん剤の治療による延命治療(目標は6ヶ月)とのことです。

 しかし,母は痩せてはきてますが元気です。このような消極的な治療しかのこされてないのでしょうか? 都市部の設備とスタッフのそろった病院で手術を受けさせて,せめて家に帰れてあと何年かでもと家族は考えております。

 このままで死を待つだけでなにもしてあげられないのでは,後々家族は後悔するような気がします。でもいまの医学の限界では精一杯なのでしょうか? 

先生の意見をお聞かせください。
回答46
 残念ながらガン性腹膜炎の状態だと思います。肝機能が低下しているということは肝臓にも転移していることが考えられます。担当医は病院での治療の限界を越えていると考えていると思いますし、その病院では治療できないということかも知れません。

 しかし、ガンを治すための手術はできないとしても、食べられるようにするための手術だけでもできないでしょうか。もし、そのような手術もできなければ、ただ死を待つだけになってしまうと思います。担当医によく聴いてみて、できれば他の医者にも診てもらいたいという希望(「セカンド・オピニオン」といいます)を伝えなければいけないと思います。本人と家族の熱意で医者を動かさなければいけないと思います。

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