「びんご・生と死を考える会」
心あたたかな医療110番
相談の内容紹介 23

質問23
 父の事で相談です。
1月中旬に胃ガンの手術を受け(胃、胆嚢全滴、膵臓尾一部摘出術)、2月の初旬に肺の下側と膵臓辺りに水と膿が溜まっているというので緊急手術しました。その後、そこそこ順調に回復していたのですが、4日程前から食べ物がつかえるような感じがして胸焼けがすると言いだし、嘔吐(透明の液と胆汁)するようになりました。
胆汁があがってくるので、強い胸焼けがあるようです。
 再度、絶食を試みてレントゲンを撮っていただいたのですが、「食道と腸のつなぎ目も狭くなっていないし、腸閉塞にもなっていない。」 「あと、考えられるのは癌性の腹膜転移かも・・・・」と昨日主治医の先生に言われ、あまりの早さにビックリしていますし信じたくない気持ちが強く、確かに余命は今年いっぱいでしょう・・・と言われていましたがこんなに早く転移してしまうなんて思ってなかったので、ショックのあまり先生には何も聞けずに終わってしまいました。
 効果的な抗ガン剤があるのでそれを使いましょうとの事でしたが、抗ガン剤を使えば今の嘔吐の症状がなくなるのでしょうか。腹膜播種は腹水が溜まってお腹が張る症状が出る事以外知らなかったのですが、具体的に言えばどのような症状が出るのですか? 本やインターネットではそこらへんが詳しく(腹水が溜まる以外)載っていないのですが。
 父の場合、一日中しゃっくりが出て胆汁を嘔吐するとしばらくしゃっくりが止まって、またしゃっくりが始まって嘔吐しての繰り返しを5、6回程やっております。これも、腹膜播種の症状のうちに入っているのでしょうか。
 また、腹膜播種の場合、治療としては抗ガン剤投与以外はただ死ぬのを待つのみなんでしょうか?
回答23
 お答えします。

●すでに癌性腹膜炎の状態ではなかったのでしょうか。

●今の時点で「癌性の腹膜転移かも」ということは、手術の時にすでにそのような様子があったのだと思います。

●抗癌剤の副作用による吐き気が起きると思います。もし抗癌剤の効果が出れば良くなるかも知れません。

●腹膜播種とは、お腹の中全体に癌細胞が散らばる状態で、血液の混じった腹水が溜まり、癌が増殖するに従って色々な症状が起きてきます。腹水貯留、痛み、腸閉塞、黄疸、などが主な症状ですが、しゃっくりもそのためかも知れません。

●ご本人と家族の気持ち次第だと思います。がんは自分で治すもの、心で治すものだとも言われています。気持ちの持ち方が大切だと思います。諦めて死を待つのか、闘うのか、自分の好きなことをするのか、ご本人の希望を尊重してあげて下さい。家族や周囲の人は、ご本人が自分らしい生き方ができるように支えてあげて下さい。

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